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『炎立つ』 読了

平泉が世界文化遺産に登録されてから再読を始めた
『炎立つ』全5巻を、やっと先日読了しました。
炎立つ・5巻 (2)

炎立つ・5巻 (3)

4巻までは陸奥と源氏の漢たちの戦が主で、読んでて飽きさせません。しかし最終巻の5巻はもっと政治的な話。
今まで出てきた気持ちのよい漢たちとは違い、北条時政と組んで陸奥を滅ぼそうと策略を巡らす源頼朝なんか、弟・義経への仕打ちなど、ねちっこくっていやな奴に描かれています。
まあこれはどちらに感情移入してるかだけの話で、客観的に見れば頭の切れすぎる冷静冷徹な政治家なんでしょうが。
それはともかく。
5巻のこの部分ですよ。
炎立つ・5巻

いま、この時だからこそ胸を打つこの言葉。

震災直後から、東北の人たちは、我慢強く、粘り強く、穏やかで礼儀正しいといわれました。
その評価を褒め殺しのように用いて東北の人々に強いてはいけないという意見を読んだことがあります。
それがずっと引っかかっていました。

だれも強いてはいないのです。

『蝦夷の国は陸奥に暮らす者らすべての胸の中にありまする。一人一人が陸奥の国。皆が生き延びてくれさえすれば、形としての陸奥はなくなったとしても滅びはしませぬ。 中略 大事なのは蝦夷の心を持つ者らを後世に繋げていくこと』…

『蝦夷の心』とは何か。
『一つの花を皆が守るのが蝦夷であるなら、皆のために一つの花が身を捧げるのも蝦夷。一人一人がその心を失わぬためには何よりも自由でなければなりますまい。 
中略 民はこののち、自らで道を選びましょう。誇りを残してやることが棟梁である手前の役目と心得ましてござります。』

そうして藤原氏4代目の泰衡は陸奥を解体。陸奥を滅ぼすつもりで侵攻してきた源頼朝から民と町を丸ごと無傷で守り、自身の思いを全ての民の心に沁み込ませて、蝦夷の心を守ったのですね。
そしてそれは今に脈々と受け継がれているのです。だからこそのこの評価。今更いわれるまでもない、当たり前のことなのでしょう。

震災にあった各地の日本人たちの振る舞いが世界各国で称賛されましたが、私たちにしてみればもちろんうれしくはあったけれど、『そこを褒められても…』という戸惑いもありませんでしたか?
東北のひとたちもそんな風だと思うのですよ。

当たり前のことを誉められても戸惑うばかり。でもこのことで改めて『蝦夷の心』は受け継がれていると誰の目にも判ったことは素晴らしいことだと思うのです。
作者の高橋克彦氏もうれしかっただろうな。
あ、でも盛岡に根付いて暮らしているからこそ実感としてこの作品を書いたわけで、それこそ『何を今さら』ですかね(^^)



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黄色木香薔薇

Author:黄色木香薔薇
長野市と須坂市合わせて全部で11店舗を展開する木島屋&クリーニングアップル。 その9店舗目として2008年3月にアップルローズ桐原店としてオープンし、2013年1月に閉店。4年10カ月の経験をもとに若槻大通りアップル吉田店に引っ越しました。 来て・見て・楽しい!お店づくりを目指すのはこれからも一緒です。クリーニング工場も新築して、仕上がりにもますます自信あり!皆さま遊びに来てくださいね。
月~土9:30~19:30
日祝10:00~19:00
定休日はありません(T_T) 

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